緊急事態宣言 暮らしはどうなる 感染予防

政府は2021年1月7日、新型コロナウイルス対策で2回目となる「緊急事態宣言」を出しました。
感染予防のための情報をまとめています

正しい手の洗い方

国は正しく手を洗うことが感染症対策の基本だとして、洗い方を公表しています。

  • せっけんを泡立てて、手のひらや手の甲のほか指先や爪の間も念入りにこする
  • 指の間や親指、それに手首も洗い、流水で十分に流す
  • 清潔なタオルなどで拭き取って乾かす

手洗いのタイミングは、帰宅時や調理の前後、それに食事の前などこまめに洗うよう呼びかけています。

また、アルコールで手を消毒する場合には、エタノールの濃度が70%以上、95%以下のものを用いてすりこむようにして使用するとしています。

正しいマスクのつけ方

感染対策の基本としてもう1つあげられているのがマスクの着用です。

  • ひもを耳にかけたあとマスクを鼻の形に合わせ隙間を作らず、鼻と口の両方を覆う

国は会食の場でも会話の際にはマスクの着用を呼びかけています。

避けるべき「3つの密」

新型コロナウイルス対策にあたる政府の分科会などでは、新型コロナウイルスに感染しないためには、「密閉」「密集」「密接」の「3つの密」を避けることが重要だとしています。

3つの密

  • 換気の悪い「密閉空間」
  • 大勢の人が集まる「密集場所」
  • 間近で会話や発声をする「密接場面」

この3つの条件がそろう場所は感染者の集団=クラスターが発生するリスクが高いと指摘しています。

3つの密を避けるためには

  • ほかの人との距離を最低1メートル、できれば2メートル空ける
  • 屋内では窓やドアを開けてこまめに換気をする
  • 電車やエレベーターでは会話を控える

また、飲食店でも距離をとり、隣と1つ飛ばしに座ったり互い違いに座ったりするよう呼びかけています。

さらに屋外であったとしても、密集するような行動は避けるべきだとしています。

リスク高い「5つの場面」

新型コロナウイルス対策にあたる政府の分科会では、感染者の集団=クラスターが発生している典型的な場面を、感染リスクの高い「5つの場面」として注意するよう呼びかけています。

「5つの場面」とは

  • 飲酒を伴う懇親会
  • 大人数や長時間に及ぶ飲食
  • マスクなしでの会話
  • 狭い空間での共同生活
  • 居場所の切り替わり

「飲酒を伴う懇親会」は、飲酒をすると気分が高揚して大きな声になりやすく、回し飲みしたり箸などを共有したりすることで感染リスクが高まるとしています。

「大人数や長時間に及ぶ飲食」は、接待を伴う飲食や深夜のはしご酒は短時間の食事に比べて感染リスクが高まり、例えば5人以上の飲食では大声になって飛まつが飛びやすくなるとしています。

「マスクなしでの会話」は、近距離で会話をすることで飛まつやマイクロ飛まつによる感染リスクが高まるほか、車やバスで移動するときの車内でも注意が必要だとしています。

「狭い空間での共同生活」は、長時間にわたり閉鎖空間が共有されるため、感染リスクが高まり、これまでにも寮の部屋やトイレなどの共用部分での感染が疑われる事例も報告されているとしています。

「居場所の切り替わり」は、休憩時間に入ったときなどには気が緩んだり環境が変化したりして、感染リスクが高まることがあるとして、休憩室や喫煙所、更衣室での感染が疑われる事例が確認されているとしています。

接触を減らすポイント

国は一人ひとりが人との接触を減らして日常生活をおくるためのポイントをあげています。

スーパーなどへ買い物に行く際

  • 1人か少人数ですいている時間に行く
  • 計画を立てて素早く済ませる、など

屋外で運動する場合

  • ジョギングは少人数で行う
  • 公園はすいた時間と場所を選んで行く
  • 筋トレなどは自宅でする、など

外出を控えるために

  • 待てる買い物は通信販売で購入する
  • 飲み会はオンラインでする
  • 仕事は在宅勤務を取り入れる、など

公共交通機関を利用する際

  • 会話を控えめに
  • 混んでいる時間帯の利用を避ける
  • 徒歩や自転車を利用

冬場の室内換気

政府の新型コロナウイルス対策の分科会は、冬場の感染対策として、飲食店や事業所などでは換気扇を使うことや窓を少し開けることで常時換気を行うことを勧めています。

注意点

  • 室温は18度以上を目安
  • 加湿器、洗濯物の部屋干しなどで湿度を40%以上に

国は、一般の家庭でも同じように換気を行うことが必要だとしています。

家庭内感染防止のために気をつけるべきこと

新型コロナウイルスへの感染が疑われる症状がある人や体調がすぐれない人が家庭内にいる場合に気をつけることを東北医療薬科大学の賀来満夫教授がハンドブックにまとめています。

この中では、可能であれば部屋を分け、症状がある人の部屋は窓があり、換気ができる部屋にすることを勧めています。

看病を行う人はなるべく1人に限定し、看病する際はマスクをつけ、看病のたびにこまめに手洗いを行うとしています。

そして、看病する人も毎日2回は体温測定を行い、症状があらわれないか十分に気をつけるとしています。

また、食事の際は食器の共用は避け、使用後は食器用洗剤でよく洗います。気になる場合は、熱湯や消毒液に10分以上浸した後に通常の洗浄を行えば、その食器をほかの人に使用しても問題はないということです。

部屋の掃除については、手でよく触れるテーブルやドアノブ、トイレなどは、1日に1回以上、消毒用アルコールなどで消毒するとしています。

体液や排せつ物などの目に見える汚れには、漂白剤に浸したキッチンペーパーなどで拭くことを紹介していて、金属はさびる可能性があるためあとに水拭きをすることも勧めています。

成人式での注意点

ことしは成人式を中止する自治体がある一方、対策を行って式典を開催する自治体もあるなど対応が分かれています。政府の分科会は提言の中で成人式は、3密や、感染リスクが高まる「5つの場面」が生じやすい機会だと指摘しています。

式典に参加する人への注意点

  • 体調が悪い場合は参加しない
  • 会場やその周辺では密集をしない
  • 式典の前後には飲食を控えること